色に慣れるレッスン-1-
しっくりこない色ってありますよね。
なんでだろ?と思います。その正体は??
色を組み合わせた時しっくりこないのは、明るい色とくすんだ色が混ざっていたり、パステルカラーと原色が一緒に並んでいたりする時です。
仲間でないものが近くにあるのはしっくりこないということです。
春の花畑や、夏の海辺、秋の森の木々、自然の風景はいつも心地よく違和感がありません。
それは色の仲間が同じだから。
深く考える必要はなく、まずは仲間かどうか、違和感があるかどうかを基準に色を選んでイメージを決めてください。
アイキャッチのために違和感をわざと演出することはありますが、同じブース内での色の違和感は落ち着きません。
色はたくさん見ているとだんだん仲間同士を集めることができるようになっていきます。
木や花や草や葉っぱの形や色、季節により変化しています。
何気なく見ている自然の風景は自分の色彩感覚を豊かにするための一番の先生です。
美しい自然やセンスの良いお花屋さんの前を通ったら、どうしてキレイに見えるのかな、新緑だから? 初夏は青系の花が多いなとか、秋はこっくりとした深みのある色が増えてくるな、とかちょっと考えて見てみてください。
小さな発見の積み重ねは色を選ぶ時の引き出しになります。
何より自然の風景をなんとなくではなくよく見て見ると、本当に素晴らしく調和が取れていることに驚かされます。また同じものは二度とない。
すごいです。
また、お洒落な人やお店、何だかいいな、と思った時は、色の組み合わせやトーンについても考えて見てください。
モスグリーンと黄色ってかっこいいな、とか、ピンクと赤って若くて可愛い感じだな、とか。
好き、嫌いも大事です。
自分にとって気持ちのいい色の記憶の積み重ね、これが色と仲良くなる第一歩です。